中国語:アスペクト

例えば、英語では come,came,come/go,went,gone のように、時制によって動詞が変化します。

しかし、中国語では動詞は変化しません。動詞の前後に過去や未来を表す語を補うのです。
中国語では、動作がどのような時間的位置にあるかを示すアスペクトを使って時制を表わします。


●経験相
「〜したことがある」のような過去の経験を表すにはアスペクト助詞「过」を使います。

 S + V + 过 + O : 〜したことがある
  例:我去过横滨。

この「过」を使う否定文は、「不」は使わず、動詞の前に「没」か「没有」を置いて作ります。
  例:我没有去过横滨。

この「过」を使う疑問文は、「吗」や反復疑問文を使います。
  例:你是不是去过横滨?


●完了相
動作や物事が完了したことを強調する為には、「了」付けます。

 S + V + 了 + O : 〜したところだ
  例:我去了横滨。


●進行相
進行相は助詞「正」、「在」、「正在」のいずれかを使います。3つの助詞に区別はなく、どれも「〜している」という動作が進行している様子を表します。

 S + 正在 + V + O + (呢) : ちょうど〜している
  例:他正在去横滨。


●持続相
持続相は助詞「着」を使います。すでに行なわれた動作がまだ持続している様子を表わします。

 S + V + 着 + O + (呢) : (現在も)〜している
  例:他去着横滨。


●将然相
「将然」とは「まもなく〜しそうだ」という直近の未来形のことです。「要」を用います。

 S + 要 + V + 了 + O : まもなく〜しそうだ
  例:我要去了横滨。

さらに強調された「快(要)〜了」や「就要〜了」、文語形の「将要〜了」という構文もあります。

中国語:文末につく「的」

这个可珑是我在中国买的。

「是〜的」の構文は、動作が行なわれた時間・場所・手段・方法などを強調するときに使います。

また、動作を行なう人を強調するときにも使います。
所有を表す「的」のあとの名詞が省略されている場合があります。

簡体字と日本漢字との対照表

簡体字と日本漢字との対照表を発見しましたので、備忘のためリンクを残します。


インクジェットプリンターのKGK紀州技研工業|豆知識_文字コードの話/簡体字対照リスト(ピンイン順)


ピンイン順に並んでいますが、検索して探すことができるのが電子データのいいところですね。


もうひとつありました。
繁体字 簡体字 新字体 対照表

世界の国・地域名の日中英対照表

世界の国・地域名の日中英対照表を発見しましたので、備忘のためリンクを残します。

日中英対照用語集:世界の国・地域名


こうして見ると、北京オリンピックの入場行進などで見たような気がする単語もありますね。

中国語の肯定文、否定文、疑問文、時制

中国語の肯定文、否定文、疑問文、時制を復習してみます。

・肯定文
 他是日本人。

・否定文
 他不是日本人。

・疑問文
 他是日本人玛?

・時制
 時制は無いけど、完了をあらわす「了(le)」と経験をあらわす
 「过(guo)」というのがあります。

 -完了の「了(le)」
  他吃了饭。

 -経験の「过(guo)」
  他看过书。


 その他には、時期を明示して表現しています。

 -時期を明示する
  我今年去了中国。
  我今年去中国。
  我明年去中国。